六本木での食事にご相伴あずかりました。
お店は仏語で“狩り”を意味する「ラシャッス」さん。
シェフ自ら仕留めたジビエを調理するという、
とんでもなく
完全予約制です

六本木の喧騒とはかけ離れた、
本当にひっそりとしたところにありました。
地図を見ながら坂道をひたすら上る。
さらには近くまで来ても見逃しそうな店構え。
なんとか辿り着いた自分に乾杯!
隠れ家的です


まるでワイン蔵を彷彿するような店内。
動物の剥製なんかも飾ってあって、
あらためてえらいとこに来てしまったよ(弱気)
ソムリエはとても可愛らしい女性。
シェフは巨人の小笠原選手を太めにした方でした(失礼!)
このデュオが狩人か!(古すぎです)
メニュー(クリックすると拡大します)


メニューを見た瞬間に固まる私。
いや、ジビエが得意と言ってもね、
普通の料理もあると思っていたんですよ。
ところがあまりに逝っちゃってるメニュー(値段も・・・)
早くも隣ではクマだキジだとか言ってるし、
この店で普通の料理を頼んでも面白くないよね。
仔イノシシと蝦夷鹿の生ハム

いきなりこれかよ!
蝦夷鹿の生ハムはクセがなく、
ねっとりした脂がワインによく合います。
イノシシの方はビーフジャーキーみたいだったね。
貧乏舌でスマン!
自家製パン

今日みたいなジビエ料理には、
こういう力強いパンじゃなきゃ駄目だよね。
って、気づいたら一切れしか食べてないのに無くなってた(笑)
ヒヨドリのムースとオマールエビのコンソメスープ

ねっとりとしたムースに爽やかな蜜柑風味のジュレ。
蜜柑畑で仕留めたヒヨドリにその畑の蜜柑をマッチング。
ライ麦畑でつかまえてだよね(意味不明)
オマールのコンソメスープは温かく、
塩気が利いてました。
山シギのロースト

ジビエの女王、山シギ!
(王様は野うさぎだって、ぴょんぴょん)
芳ばしい香りがなんとも食欲をそそります。
左上は脳天唐竹割り(ひえ~)
真ん中には可愛いらしいあんよが~
食べる部位により味が異なりますが、
あっさりとした味わい。
なぜか魚介のような香りもしたんだな。
ツキノワグマのもも肉のロースト

クマが出たから死んだふり。
冬眠前だったのか脂身もしっかり。
ただ意外にも肉に臭みがなく、
結構食べやすい感じ。
部位によっては結構歯応えがありました。
でもクマと言われなければ分からないと思います。
蝦夷鹿舌の赤ワイン煮

ラストはお前か!
大きな舌が二頭分だって。
赤ワインの酸味のある味付けで、
ほろほろほぐれる感じのタンです。
鹿を食べるとどうしても奈良を思い出します(笑)
ワインもグラスとボトルで空けて、
ほろ酔い気分でお腹いっぱい。
下処理が丁寧なんでしょうね、
シェフも素材を活かすのが上手みたい。
思っていたよりもクセがなく食べやすかったです。
冬はジビエの季節だとしても、
他の季節はどうしてるのって質問に対しては、
冬に仕留めたジビエを出したり、
鹿は初夏の方が美味しいとのことでした。(そうなの?)
またシェフは魚介料理も得意なんだって。
超豪華なディナーを楽しめました。
ある意味すごく東京らしい店だと思います。
(マニアックすぎて他ではやっていけない)
久し振りに名古屋の話も聞けて楽しかったです。
どうもごちそうさまでした。
「ラ シャッス(La Chasse)」
東京都港区六本木3-5-7
18:00~24:00
日祝休み
TEL 03-3505-6144
http://la-chasse.org/